1999 3DAIES ROUND HEAD DIARY BY MAY RABIT


8.22 大きな虹が・・・・
 ほーむぺーじ制作作業中。さっきおおきなかみなりとともに急に雨が降り出した。とおもったらもう、やんでしまって青空が見え始めた。東のそらにおっきな虹がでている。おお、わたしのホームページの前途を祝福してくれてるみたいだ。
8.2 ちかごろ気になってるコマーシャル
 最近はカラープリンタなんかも安くて高性能になって、ついほしくなってしまう。カラーコピーもずいぶんと安くなったもんだね。某メーカーでは動物に「なかむらさん」だの「かとうさん」だのと名前をつけてオフィスのカラーコピーを宣伝している。別なメーカーではイヌにカラープリンターの写真を見せて演技させてる。つまり、あれですか、どうぶつにすら分かるほど色がきれい、というメッセージなんでしょうか?
 だけど、動物はカラーを識別できないんじゃなかったっけ? 気づいてた?
7.31 ノストラダムスの予言はハズレたの?
 7月最後の日。ノストラダムスの予言によれば1999年7の月に「アンゴルモワの大王」がおりてきて恐怖の名のもとに地球を支配するんだそうな。これを地球の滅亡だという者もいるし、あれは聖書のヨハネの黙示録からちょこっと引用してるだけなんだという者もいる。しかし、テレビなどで「ついに予言はあたりませんでしたね」などと言ってるけど、はたして「7の月」とは7月のことなんだろうか?それならばなぜ「7の月」などともったいぶった言い方ではなく「ジュライ」といわなかったのか。
 そこでそこで! 重要なのが、グレゴリオ暦のもとになったユリウス暦である。ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)が暦を修正してより正確な暦を創ったとき、かれは皇帝の地位にあるのをいいことに自分の名前(JULY)をちゃっかり暦にいれてしまった。次の皇帝もそういうことをした(AUGUST)。2人の皇帝がそういう自分勝手なことをするもんだから暦の名称が2ヶ月ずつずれてしまった。
SEPTEMBER(9月)=セプトは7の意味。英語ならセブン。
OCTOBER(10月)=オクターブは8度音程、オクトパスは8本あしの意味。
DECEMBER(12月)=デカとは10の意味である。
 だからノストラダムスの言う「7の月」とは「セプトの月」=9月を意味するかもしれないのであった。だからもし9月になんか大事件があったら「予言があたった」ことになるのかな。

3.22 春分の日の昼と夜の長さは・・・・
 その日は春分の日だった。春分の日というのは、はたして昼と夜とが同じ長さなんだろうか? 去年の今頃ふと考えてみた事がある。
 その日は太陽が正しく真東から昇り正しく真西に沈むのだという。そうすると地上と地下に太陽が描く円軌道は完全に半分ずつ、180度ずつになる。う〜みゅ、やはしその日は昼と夜は全く12時間ずつなんだろうか・・・・・・

 いや、まて! よく考えてみるとそれはちがうんではなかろうか。
天文学的に言って、昼とは日の出から日の入りまでのことであり、夜はその反対である。
 では「日の出」とは正確にはいつの事だろうか?そして「日の入り」とは?

ここで一句。
ひむかしの 野にかぎろひの たつみえて かへり見すれば 月かたぶきぬ

暁の東の空からいま太陽が昇ろうとしている。夜露がゆらゆらと蒸発してゆく。ふりかえって西の空をみるとそこには、いま沈まんとする残月が白くたたずんでいる。美しいそしてダイナミックな風情である(ちなみに、このときの月は当然にも、満月だね)。
 さて、そこで日の出がやってくるわけだが、さきほどの疑問にもどろう。「日の出」とはいつのことだろうか? それは太陽が夜の闇の中を地下から昇ってきて地平線上にその最初の光を照らす瞬間のことである。つまり、太陽の赤い円形の全体のうちの最上部のほんの一端が地平線に達した瞬間を我々は「日の出」と呼ぶのである。ところが、「日の入り」は太陽の一部が地平線に接触した瞬間ではなく、もっと沈んでゆき、円形の中心も過ぎ、太陽全体が地平線に沈みきった瞬間の事をいう。
 もしも、太陽が地平線から半分出た時を「日の出」といい、半分まで沈んだ時を「日の入り」というなら昼と夜はまさしくぴったし12時間ずつであろう。ところが、日の出はそれよりも太陽の視直径の半分だけはやく、日の入りは同じく半分だけ遅いのである。つまり、「春分の日」は昼と夜は同じ長さではない! 太陽の視直径一個分だけ昼のほうが長いのである。これは科学と人間の生活習慣とのギャップによるずれというべきである。どうじゃ、ためになる話であったろう。自分の愚かな先入観を思い知ったであろう。
 テレビの某チャンネルのアナウンサーが「今日は春分の日。昼と夜の長さが同じ日です」などといっている。ふっふっふ! あんた気づいてないね。


最初にもどる Homepageへもどる