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古代エジプトではトキは神聖な神としてあがめられていました。すなわち言葉と文字とを司どる、知性の神「トト」として敬われたのです。そのすがたはヒヒまたは人間のからだにトキの頭をもったものとして描かれ、手にはいつも書記がもつ葦のペンとインクとを持っています。またトトは様々な計算を司どる神、古代エジプト人にとって重要な計算であった天文と暦との神とされます。また重さの単位、長さの単位もトトにより決められたとされます。
エジプトでは分数を2の乗数分の1としてあらわし、これを「ウジャアトの目」の象形の各部分を使って表わします。目のそれぞれの部分を2分の1、4分の1、8分の1、16分の1…という具合に意味づけ、支配します。また「ホルス(最高神でありハヤブサのすがたで表現される)の目」の治療をおこなうところから医療にも秀でた神として信仰されています。
ひとは死後、公正な裁判をうけます。42人の神々の前で生前の行いについて審問され、それが正しいかどうか彼の心臓を計って判断されますが、その審議の場へ死者を導くのもトトの役目とされています。
神話 むかし宇宙を司どる神ホルスと邪悪な神セトは仲が悪くて争ってばかりいました。あるときホルスは計略を思いつき、自分の体液をセトの好物にまぜておきました。セトが知らずにそれを食べるとセトのあたまからトトが生まれました。ホルスとセトとから生まれたトトはそれ以来ふたりの争いを仲裁するようになりました。

参考資料:「図説 古代エジプト文字手帳」吉成薫(弥呂久)ほか


TEL:03-3984-9633 FAX:03-3984-8636
東京都豊島区池袋1-16-18 オレンジパレス1F(池袋駅北口下車徒歩10分) mail@toki.org

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